『CITY OF MEN』 (シティ・オブ・メン)





ブラジル、リオデジャネイロ。陽気なサンバと灼熱の太陽、暴力もドラッグも手を伸ばせばすぐそこにあるスラム街ファヴェーラ。2003年、暴力という名の神に支配されたファヴェーラをスタイリッシュに描き世界を驚愕させた『シティ・オブ・ゴッド』。そして2008年、ファヴェーラ・サーガの第2章となる『シティ・オブ・メン』が遂に日本上陸となる。これは『シティ・オブ・ゴッド』の続編ではない。製作は『シティ・オブ・ゴッド』のフェルナンド・メイレレス、監督はメイレレスの長きに渡るパートナー、パウロ・モレッリ。ブラジル映像界を牽引する2人が描くのはファヴェーラ社会が直面するギャングの抗争と暴力を持たない人々の姿だ。この陽気な地獄を生き抜く人々の絆と葛藤を、躍動感あるブラジル音楽とリアリティ溢れる映像で浮き彫りにし、希望へと導いていく。