The Bird and The Bee


The Bird and the Bee The Bird and the Bee - The Bird and the Bee




Again & Again The Bird and the Bee - The Bird and the Bee



How Deep Is Your Love The Bird and the Bee - 映画「セックス・アンド・ザ・シティ」オリジナル・サウンドトラック - How Deep Is Your Love


ブラジルのそよ風のように魅惑的で、デヴィッド・リンチ監督が演出する夜のロサンジェルスのように皮肉なこのLA出身のユニット、ザ・バード& ザ・ビーは癒しのヒップとめくるめくクールをブレンドしたポップを作りだす。
イナラ・ジョージはジュリー・クルーズ経由でアストラッド・ジルベルトに通じる吐息が特徴のシンガーだ。
まだあまり知られていないが、彼女はリトル・フィートの故ローウェル・ジョージの娘で、すでに他のバンドといくつかのレコーディングをおこなっている。
また、キーボード担当でプロデューサーでもあるグレッグ・カースティンはベックやフレーミング・リップス他多数と仕事をした経験がある。
このユニットはアートポップのジャンルとさらに奇抜なル・ティグレからの一連のインディーズに対する情熱を共有している。
このアルバムは、60 年代のポップなハープシコードからガール・グループのコーラスまでを参考にした音であふれている。
「I'm a Broken Heart」はレスリー・ゴアがコーラスを歌いながら飛びだしてきそうな気分になる「It's My Party(邦題「涙のバースデー・パーティ」)」へのオマージュだ。
ジャズ愛好家のカースティンはあらゆる種類のジャズっぽいタッチを加え、普通はやらないコード変更や、トロピカリアの雰囲気までも持ち込んでいる。
コーラスでこのフレーズが連呼される「F*cking Boyfriend」だけが、ひそかな風刺とエモーショナルな曖昧さを暴露するアルバムでは、場違いな稚拙に聞こえるようだ。
--John Diliberto
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