新潮クレストブックス 新作



大家を押しのけ、権威あるウィットブレッド賞を受賞。懐かしく、滑稽で、豊穣な、ある家族の年代記。

曾祖母の冒険、祖母の恋、母の夢。
そして二度の世界大戦。四世代にわたる家族の歴史は、さながら無数の物語が詰まった博物館。

その陰には、語られざる秘密があった――。
一人ひとりの小さな物語を横糸に壮大な歴史を編み上げる、新しい「偉大なる英国小説」。
イギリス各紙誌が絶賛した、恐るべき処女長篇。




『停電の夜に』以来9年ぶりの最新短篇集。
本年七月、フランク・オコナー賞受賞!


妻を亡くしたあと、旅先から葉書をよこすようになった父。仄見える恋人の姿。
ひとつの家族だった父と娘がそれぞれの人生を歩む切なさを描く表題作。
子ども時代から行き来のあった男女の、遠のいては近づいてゆく三十年を三つの連作に巧みに切り取った「ヘーマとカウシク」。ニューヨーカー等に書きつがれた待望の最新短篇集。


純文学の宝庫、新潮クレストブックスが10周年、ジュンバ・ラヒリの新短編集が発刊されました。
読んだ本はほとんど手放すことが多いですが、このシリーズだけはいつまでも本棚に並べておきたい名作ばかり。