金曜ドラマ 『エジソンの母』
エジソンの母
偶然途中から見始めたこのドラマ、コメディ体裁だけど、実は内容がすごくラディカル。
相当ハマッて録画して見ています。
小学生のとき、ニワトリの観察日記をつける宿題がでて、小屋の前で黙々とノートに書き込んでいた頃の自分を思い出しました。
もちろん、ノートの中の世界は二次元、書いても書いても文字やニワトリは動きません。
そこで、思ったのが「この字が横に動いたら面白い」「小屋の壁が邪魔で見えないからニワトリをくるくる回転させよう」ということ。
つまり、ニワトリ自体はどうでもよくて、ノートの中で自分の文字や絵を動かす妄想に夢中になったわけです。
結局、ノートに「→この字が横に動いていく」「このボタンを押したらニワトリが回転する」と書いて提出したら先生に「バカか」と怒られました。
でも、大きくなってから初めてインターネットでFlashやAjaxを見たとき、「あー、自分が小さいときに想像してたことはこれに近かったかも…」と思ったんですよね。
おとなはいつの時代も変わらないと思います。
ちょっと変わったものや人の言動をみると、嘲笑することで安心を得たがる。
けれど、そんなおとなに限って美術館の絵の前で「さすがゴッホ…」とか言っちゃってるんですよね(笑)
少し長くなりましたが、このドラマにはそういった子供と大人の関係が色濃く描かれています。
脚本を手がけたのは史上最年少で向田邦子賞を受賞した大森美香。
一見の価値アリです。
最終回、結末が楽しみ…
TBS.co.jp