水辺にて


水辺にて―on the water/off the water

久々に好みの作家さんに出会いました。
梨木香歩さんによる、水辺の遊び(カヤック)のエッセーです。
僕にとってはエッセーと小説の狭間的作品。
この本に登場するひとつひとつの言葉が美しく紡がれていて、静かな湖面の凛とした雰囲気が目に浮かぶよう。
活字アンビエントってところでしょうか。
ちなみに表紙の瑞々しい写真を撮影したのは星野道夫さん。
ユリー・シュルヴィッツの絵本の世界を思い出しました。
この人の他の著作も読んでみようと思います。


読書中、ずっと流していたのはブライアン・イーノの“Thursday Afternoon
無音より静寂。
この本にピッタリです。