それでもドキュメンタリーは嘘をつく



「わかりやすさ」に潜む嘘、ドキュメンタリーの加害性と鬼畜性、無邪気で善意に満ちた人々によるファシズム・・・善悪二元論の二項対立に簡略化されがちな現代メディア社会の危うさを、映像制作者の視点で綴った出色。

今月新しく出版される文庫なのですが、タイトルに「それでも~」とつくということは「ドキュメンタリーは嘘をつく」とは同内容ではないということなのかな?