21世紀のポップ中毒者 / 川勝 正幸



21世紀も、ポップ中毒者の日々は忙しい。 
デイヴィッド・リンチの大回顧展を観るためだけにパリへ飛び、
『ナンシー関 大ハンコ展』を有志とキュレーションする……。
ネット時代なれど、現場へ行き、オモロを呼ぶエディター!

川勝正幸のポップ・カルチャー・コラム集第3弾! 
待望の『文化デリックのPOP寄席 2007』ゲスト編全 12人分に、
書き下ろしコラム6本も収録!

21世紀初頭の注目すべき映画、TV、音楽、アートなどの動きをしつこく追った432P!
ポップ・カルチャーは、世界のうつに風穴を開ける。
著者が感謝する<人や作品>。

1.アフター 9.11(『人類滅亡と13のコント集』、『パンズ・ラビリンス』、Chim↑Pom……)
2.王道への、回顧ではなく、回帰へ(『デス・プルーフ』、『ゼア・ ウィル・ビー・ブラッド』、キャットパワーと湯川潮音、『片腕マシンガール』……)
3.80年代の落とし前(菊地成孔、FUTON、 Perfume×中田ヤスタカ……)
4.素人。をディレクション(『リンダ リンダ リンダ』、杉作 J太郎、『童貞。をプロデュース』……)
5.あの団欒の中で集まろう(宮藤官九郎『木更津キャッツアイ』、 『パビリオン山椒魚』、『転々』……)
6.官能帝国で考え中(『インランド・エンパイア』、宇川直宏、ゆらゆら帝国……)
7.差異を差異として楽しむ態度(『過去のない男』、ペンエーグ・ ラッタナルアーン『地球で最後の二人』、ソイ・ミュージック・フェスティバル、バリー・マッギー……)
8.アジアン・ビューティに首ったけ(周迅、ペ・ドゥナ、『サマリア』)
9.エロス+満腹(海老座の女、孝行寿司、吸血鬼とボーイスカウト……)
10.文化デリックのPOP寄席 2007(川勝正幸+下井草秀× 加茂啓太郎、大根仁、安齋肇、柳下毅一郎、スケートシング、三木聡、 山田五郎、吉野寿、せきしろ、清水ミチコ、中条省平、ブルボン小林)
11.華麗なる加齢、過激なる華麗。(吾妻光良とスウィンギン・バッパーズ、若松孝ニ『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』、植木等、 カート・ヴォネガット……)
12.音楽のらせんをひとっ飛び(SAKEROCK、『細野晴臣トリビュート・アルバム』、ZAPPA PLAYS ZAPPA……)