『音楽の歴史を考えるときの一番の落とし穴は、
単純なものから複雑なものへ、
未熟なものから完成したものへ発展していくという、
近代論の立場から一元的に把握しようとすることだ』
最近、年度末の課題を進めていて見つけたある一節。
誰の言葉なのかも知らないし、極端な物言いといえばそうなんだけど、
ちょっと面白いなと思った。
音楽に限らず。
次は、TV Bros.に掲載されているという、honeyee.com編集長の言葉。
『どんなジャンルでも、その道に走れば走るほど、
1つのジャンルに収まってしまっている感があります。
いまはアンダーグラウンド的なものほどある種、保守的だと思うんです。
自らを定義づけすることで収束してまわりを見ない、受け入れようとしないというか。
音楽の例で言えば、新しいサウンドが流行ると、すぐに一部のコアな人たちから否定のムーブメントが起こりますよね。』
これも、今の的を得た言葉じゃないかと思う。
穴は縦だけじゃなくて、斜めや横に掘ってみたら楽しい。
その穴の断面図が、アリの巣みたいに非対称な模様だったら、
自分に何の定義づけも必要ないはず。
風通しは良い方が気持ちイイ!