honeyee.com〈ハニカム〉編集長、鈴木哲也氏のブログより

モードというマジックの種明かし

とても興味深い記事だったのでリンクしました。
アートをマジックに置き換えた「村上隆インタビュー」もとても面白かったけど、こちらはさらにアートをモードに置き換えるという見解。
うーん、確かに…

僕もアート関係の学校に通っていた時期があって、入学して最初に感じた気持ち悪さがありました。
それは教える側、教えられる側の両方に蔓延する芸術信仰。
みんなが語る自分の趣味や生活への価値観と、アートに対しての価値観がかけ離れてるような気がしていました。
それがなんだか嘘っぽくて…

だから、先日の「村上隆インタビュー」や、今回の編集長のブログを読んでいると、そのとき自分が感じていた気持ちが痛快に言語化されていて、なんだか嬉しかった。

そして、昨年kaikaikikiギャラリーで開催されていた「hi&low」展も。
リヒター作の毛沢東、ウォーホル作の毛沢東、無名アーティスト作の毛沢東、これらが平行に隣り合わせに並んでいて。
とてもフラットな感覚が気持ち良かった。

例えば今、リチャード・セラやドナルド・ジャッドという芸術家の名前は、教科書の上じゃなくて、VISVIMのスニーカータイトル上に存在する方が面白いという気がしてて、そんな現代だからこそこの「アート&モードというマジックの種明かし」すごく面白いと思います。