山本 直樹 レッド 2巻 発売!!



山本 直樹 レッド 2


1969年、東京大学、安田講堂の陥落を境に全共闘運動は勢いを失いつつあった。同じ年の夏の終わり、青森の某大学ではバリケードストライキが盛り上がりに欠けるまま自主解除という結末となり、その一方で外相の訪米阻止のため「革命者連盟」の若者たちは羽田空港に侵入、「反米闘争路線万歳」を叫びながらジャンボジェット機に火炎瓶を投げつけた。

革命の退潮に抗うように、ダイナマイトによる非合法のゲリラ闘争へ傾斜していく革命者連盟のメンバー。しかしリーダーである筑波を始めとして多数のメンバーが逮捕されたことで組織崩壊の危機に直面することになった。彼らは筑波を奪還するために、交番を襲撃して拳銃を奪取する計画を立てる。この作戦を契機に革命者連盟はもう一つの急進的グループ「赤色軍」との同盟関係をうち立て、いっそうの武装闘争路線へと突き進んで行くのだが…。


待ちに待った第2巻がいよいよ発売になります。
だいぶ時間が空いているので、もう一度読み直さないと…

登場人物のその後の運命を示す文章が頻繁に登場したり、人物が亡くなっていく順に1から15までの番号が付されるなど、物語の悲劇的結末が前提されている点など、ドキュメンタリー色の強いコミックです。