Monte Carlo 76
イーストLAのファンク・バンド、SLOWRIDERのdGomez(ベックの元ツアー・ベーシスト)とジェレミー・ケラーが中心になった新世代チカーノ・ユニットによるセカンド・アルバム。
チカーノ魂に根ざしつつ、エレクトロニカやダブの要素を取り入れたサウンドで話題となったデビュー・アルバム『ローライダー・ファンタジー』(04年)から5年ぶりにリリースされた本作は、ボーカリストにマリーサ・ロンシュタット(リンダ・ロンシュタットの従姉妹)、共同プロデューサーにマーサ・ゴンサレス(ケッツァル)という女性陣を迎え、格段にフェミニンでスウィートな作品に仕上がっている。
また、ハーモニカにTEX NAKAMURA(ex: WAR)、バックヴォーカルにアンダーグラウンド・ソウルの人気歌手アロウ・ブラックも参加、極上のチカーノ・メロウネス&グルーヴが展開される。
歌世界は、彼らが拠点にするイーストLAのチカーノ・ライフを題材にしたもの。
ブラジリアン・ソウル風(1)、ガレージでコルトレーンやマイルスを聴く可憐なラブソング(2)、ブルージーなハーモニカ・インスト(7)、ギャングや仲間にまつわるストーリー(8)(10)、またイーストLAの人気アングラ・ヒップホップ・ユニット、ロス・ポエツ・デル・ノルテをフィーチャーしたスポークン・ワーズ(11)などを収録。チカーノ・スラングが混じった歌詞、対訳も完全掲載!
CKBがファンだというのも頷ける内容。
不良の甘さがたっぷり仕込まれています。