2008年、3組の夫婦が瀬戸内海の小島・鷹の島に「全員平等」を理念とする共同社会を築く。特権階級を作らないよう仕事は4年ごとの抽選で決められ、すべてのことは島民全員による多数決で決定。学校では、成績や順位をつけない。物語は鷹の島誕生から100年後のこと。主人公は、島で生まれ育った芦田耕太郎という34歳の島民。島への移住希望者の身辺調査を行い、本当に移住したいのかを確認する「勧誘係」が彼の仕事だ。彼は、島がユートピアだと信じて疑わないが、勧誘のため島外の人間と接触するなかで絵を描く才能を見いだされる。そして、それまで経験したことのない達成感や嫉妬(しっと)といった思いを味わう…。この本、エッジーな切り口で面白そうです。
そういえば、最近はこどもの運動会(徒競走)でも順位をつけないんですよね。
なんだかデリケート過ぎて気持ち悪くないですか?(笑)
みんなが同じことをして同じ評価を得ることより、みんながバラバラで、凹凸だらけの状況で互いを認め合うことの方が面白いような…
あ、自分は「平等」って言葉あまり好きじゃないのかも…