Uri ShulevitzのDAWN、とても好きな絵本です。
唐の詩人、柳宗元の詩『漁翁(老人の魚釣り)』をモチーフにした物語だそうですが、表紙のムードに惹かれ、予備知識が無いまま手にとったのが最初です。
俗に言う『Time is money』という言葉、たしかに時間は貴重であるし、有効に使うべきものではありますが、この絵本にはそういった時間を何かに換算するといった概念はなく、効率云々や時計の針だけでは拾いきれない、時間と人とのシンプルな関係が描かれています。
最後のページをめくった瞬間、目に飛び込む色彩は眩過ぎる美しさ。
他の作品はまた日を追って。