以前このblogでも載せた三崎亜紀さんの短編集『バスジャック』。
この本の中の『動物園』という短編がすごく好きなんですが、雑誌を読んでいたら三崎さんのコメントがでていました。
檻に区切られた動物の一生は、幸せか不幸せかは分からないです。
でも人間に当てはめて考えてみると、例えば海外旅行に自由に行けても、安全が確保された状態ならば、それは檻の中の保護された状態と一緒じゃないの?って思うんです。
そういう意味では、檻にいる動物を見る立場でも、自分は自由なのかさえも判断つかない状態になるのではないかと思います。
結構好きなコメントです。
そういえば、「山や海に住みたいなー」が口癖の都会の人?とか、「自由にやりたいんだ」が口癖の同世代?とかいるけど、みんなすごく勇気あるんだなーって思います。